① 常識の打破

Breaking through the contemporary conventions

まず必要なことは「常識」や「慣習」を打ち破ること。

「常識」や「慣習」の後ろには、実は素晴らしい“発想”が潜んでいます。通常、私たちは、この常識に囲まれて常識であるが故に安心して暮らしているのです。「常識」というのは、社会規範の一定のルールですから、組織などは、その維持のため「常識」にこだわります。そして、その組織の中にいる人間は、その「常識」の中にいるために組織に留まっていられるのです。その結果、その人間は、いつの間にか、「常識」に染まってしまって身動きできなくなります。そうしている内に、時代は、その「常識」をおきざりにして先に行っていまうのです。 創造を目指す者にとって、「常識」は守るものではなく、打ち破るものと思ってください。では、どうしたら、「常識」は打ち破れるのか?
一つ二つそのテクニックを披露しましょう。

Exercise1
★ご自分のいる社会(会社や業種など)の「常識」「非常識」をそれぞれ100個づつあげてみましょう。
★「If…」(もし○○だとしたら)で、ご自分の周りの100の事象を考えてみましょう。
★いままでのディシジョンの中で、反対のディシジョンをしていたら?を考えてみましょう。
★広告を読んでみましょう。表現されていることと、表現されていないことを比較してみましょう。
 広告はほとんどの場合、自分に都合の悪いことは表現しないものです。

Exercise2〔常識の中にはまり込んでいないか…自己診断〕
①今進んでいる事象について、何かひとつにこだわりすぎていることはないか?
②今進んでいることについて、最悪の事態を考えているか?
③過去の成功ストーリィを追いすぎていないか?
④余人をもって変えがたしと言われている点にこだわりすぎていないか?
⑤うまくいっていないことについて他人のせいにしてはいないか?
⑥相手の言っていることが、自分にはあてはならないとして無視してはいないか?
⑦考えていることが行動に移せない理由を考えたことがあるか?
⑧今の職業と全く違う職業につくとしたらどうなるかを考えたことがあるか?
⑨つきあっている人々と、自分の関係性は本当にそうか(従属関係、命令関係、平等関係等)
⑩自分の見ている世界と、他人の見ている世界の違いについて考えているか?
⑪これからしたいことについて、本当に準備ができているか?
⑫現在の自分の境遇についてうまくいいっているとすれば、それは過去の何が影響しているか、またうまくいっていないとすれば、それは過去の何に起因しているか?
⑬金だけを追いすぎていないか?
⑭ひとつひとつの行動について、事前にその行動について考えているか?
⑮目的と手段を取り違えていないか?
⑯目的地に行く別の方法を考えたことはあるか(道順など)?
⑰無理やりスケジュールを入れようとしていないか?
⑱一人になるのが怖くて、無理やり人と一緒にいないか?
⑲作業レベルの仕事をして満足していないか?
⑳いつもと違う行動をとったことがあるか?