Building the dynamic relationship
もの事や事象の「本質」を形成している諸要素の関係を自分なりに組立ててみる
3つのB、その2で、「本質」を捉えた後は、その「本質」を形成している諸要素を洗い出すことと、それぞれがどんな関係になっているのかを見ることが重要です。これは、政治家や大組織でうまく泳いでいる方々が備えている能力と似ています。誰を突ついて、誰を押し上げると自分はどうなる、あるいは、間接話法を使って、トップに自分の功績を伝えるなど、ダイナミズムで物事を見る力のある人間が、行っているテクニックに似ています。物事や事象も、同じように、様々なダイナミズムの中で動いており、Aという事象を動かすのに、 Aをおしてもだめで、Cを押せば、順にAが動くというような関係性が常に存在するのです。 Concept Makingも同様で、物事や事象を動かす関係性と要素の抽出が重要な点となります。
Exercise
この能力を意図的に訓練するには
★新聞記事の全く関係ない2つの記事を自分なりに屁理屈でいいから関連づけてみる. 特派員だよりのようなものが面白いと思います。
★目の前にあるものを原因と結果の関係を見ていきます。例えば、目に前にガラスのコップがあると すれば、何故ここにガラスのコップがあるかを原因と結果から考えます。
★自分のまわりで変化させたい事象について、要素とダイナミズムから考えてみます。
★妻との関係/子供との関係/部下との関係/上司との関係等々。